近所にはビワの木を植えているところがけっこうある。
大きな葉っぱが青々した姿は夏の暑さと引き立てあっているようで、日差しの強い時期を想像すると入道雲の空とビワの木がセットでイメージされたりする。
6月も終盤。ビワ達は今年も立派に実をつけているが、今日通りかかるとやけに騒々しい。正体はムクドリの群れだった。
いつもビワの木の陰で乾物を売っているおばあさんがしきりにアンダースローで空中に実を放り続けている。
飛行中のカモメにエサをやる格好に似ているのでてっきりムクドリを餌付けしようとしているのかと思っていたら、つついた実が落ちてくるのと気持ち悪いので追っ払おうとしているだけだった。
週末は台風が近づくらしい。