水と油

高速道路の料金所を抜けた先の出口が渋滞しているとき、水で満たされた容器に赤とか青に色がついた油の小さい球が狭い道を一粒ずつ通過していく様子を眺めるオモチャを連想する。

俺の前を行くBMWはとにかく自分が進められる限界まで間隔を詰めたかったのだろう。誰かが気づいて譲らないと事故るという強気な主張。

 

進んだ先の斜め前は大型トラックで、そのまま斜め方向に進む大型トラックからBMは死角に入っていて主張は気づかれずトラックが進むと同時にBMのボディはゆっくりとひしゃげていった。

 

ほとんどスピードが出ていないのでケガなさそうだとしてもあなおそろしや。

 

不思議とうまくいくものの間には見えない別のものが媒介になっていることがあるのかもしれない。

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