精密機械

100年以上前の掛け時計のゼンマイを巻いた。

巻いたあと止まっていた振り子を指で揺らすと全体が動き出す。

時計は当たり前に動いていて止まれば電池交換と認識していたものとは全く別の存在に感じる。

時刻を確認するために幾度となく視線を送った時計がここまで古いものであることを、ゼンマイを巻くまで一切気付かなかった。

こんな風に自分は人間が相手でも一義的に接してしまって、相手を数秒観察することやその発想自体を怠り日々過ごしているのかもしれない。

良いか悪いかは別として。

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